趣味
『孤狼の血』 2018年/日本 監督:白石和彌 原作:柚月裕子 出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、ピエール瀧、江口洋介、竹野内豊 『孤狼の血』、白石和彌監督の最新作ということでワクワクで映画館に行きました。 すごくよかったです。よかったから書い…
ロストパラダイス・イン・トーキョーという映画の感想です。 監督は白石和彌さんで、『凶悪』や『彼女がその名を知らない鳥たち』で有名。僕は白石監督の『凶悪』が堪らなく好きである。なので、白石監督の長編デビュー作品であるこの映画を観るにいたった。…
園子温さんの『非道に生きる』を読んだ。 園子温さんは僕が好きな映画監督で、『ヒミズ』『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などの作品を世に出されている。 園さんの映画は、従来の日本映画とは違った手法で撮られることが多く(『地獄でなぜ悪い』『TOKYO T…
そう、かなり今さらだけど、『君の膵臓をたべたい』を読んだ。 この小説、面白いとは聞いていた。しかし、流行りものへの拒否反応で読んでなかったのだ(最高にダサい)。 けれど、友人と映画化されたこの作品を観にいくことになった。なんやかんや気になっ…
このブログを書き始めてからしばらく(1年3ヶ月)になる。しかし、思ったような文章はまだまだ書けない。そこで自分の文を反省したところ、文を書くにあたり「抽象化」と「具体化」という能力が必要で、自分にはそれが足りていないことがわかった。 今回は、…
ダンケルク観てきました。 まだ観てない人向けに、ネタバレなしにちょっとした感想を書いていきたいと思います。 そもそもどんな映画? 良かった点 臨場感 戦闘機シーンが超かっこいい 一瞬の無言の人間ドラマ 悪かった(?)点 場面が掴みづらい まとめ そ…
最近、短歌にハマった。 短歌というと、古そう、堅苦しそうなど、現代人には楽しくなさそうなコンテンツだと思われがちなだ。友人にも、趣味として短歌にハマっている、と伝えると、エッと驚かれる。 しかし、短歌は決して昔の文化ではない。むしろ、日々に…
朝、玄関を開けて、ハッとした。 夏が終わっていた。 夏の体温は完全に消えて、空気は冷めきっていた。 自転車で大学に向かうと嗅ぎなれないにおいがした。いや、1年ぶりのにおいだった。 夏の死骸のにおいだ。夏が死んで秋が来た、そのにおいだ。 今年の夏…
www.uta-net.com 「世界中に私たち二人だけだったらさ、いいと思わない?」 「え?」 君の発言は、あまりにも突拍子もなかった。だから、僕は思わず聞き返した。 「だから……世界に私たちだけしかいなかったらいいのに、って」 「……」 僕は黙っていた。タバコ…
ダンサー・イン・ザ・ダークを観ました。 映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」日本版劇場予告 3大鬱エンド映画のひとつ 主演はアイスランドの歌姫、ビョーク あらすじ セルマを襲う理不尽 ミュージカル要素 そして、最後から2番目の歌へ まとめ 3大鬱…
愛の渦、という映画を観ました。 映画「愛の渦」予告編 Twitterで存在を知って、エロそうだなって思ってたところ、TSUTAYAで見つけたので借りました。 まぁ、エロかったんですけど。 それ以上に色々いいな、と思った映画だったので、紹介したいと思います。 …
自分の文章に読みにくさを感じたこと、あなたはないだろうか。 「ゴチャゴチャして読みにくいし、なにが言いたいのか分からない……」 僕のことだが、よくある話でもあるだろう。 読みにくい文章しか書けないと、困ることは多い。 文章を書く行為が、我々の日…
山尾悠子さん(以下敬称略)のラピスラズリという小説を読んだ。今まで読んだことのない種類の小説で、なおかつ読み応えがあったので、紹介したいと思う。 ラピスラズリ (ちくま文庫) 作者: 山尾悠子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2012/01 メディア: …
物語の核心は濁しましたが、中盤までのあらすじや話のおおまかな流れはネタバレしています注意してください。 「ハサミ男」 そのタイトルで棚から手に取り、 「美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇的殺人犯」 あらすじを読んで購入を決め…