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綿箆雑記帳

メンヘラ雑記。生きづらさ考察、創作、本、映画、音楽。

Watabera Miscellaneous Notes

さよなら、鈍い感受性

激突!!サウナマッチ!!~効果よりも我慢大会~

 

サウナマッチとは?

 

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 有史以来、多くの者が汗と血と涙を流してきた闘技、サウナマッチ。ルールなどは生まれたばかりの赤子でも知っているが、常識のない諸兄は知らないかもしれないので、一応説明しておこう。しっかり聞きたまえ。

 

 基本ルールは至極単純、誰よりも長くサウナにいれば勝ちである。

 

自分より先に入った人が、自分より先に出る→0kill 0dead
自分より先に入った人が、自分より後に出る→0kill 1dead
自分と同時に入った人が、自分より先に出る→1kill 0dead
自分と同時に入った人が、自分より後に出る→0kill 1dead
自分より後に入った人が、自分より先に出る→1kill 0dead
自分より後に入った人が、自分より後に出る→0kill 0dead

 

 自分がサウナを出た瞬間に全てのkill/deadを合計して算出するのだ。


 ね、簡単でしょ?

 

 巷ではスプラトゥーンというものが流行っているが、これもサウナマッチの一種である。スプラトゥーンの名前は、サウナ剣闘士たちが戦う際、あまりの激闘に汗が飛び散ることからついたのである。この事実からも、サウナマッチが民衆に広く伝わっていることが分かるだろう。

 

 

健康ランドの決戦

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 さて、今回は、先日の私のサウナマッチの様子をお伝えしたい。

 

 その日、私は健康ランドに行っており、温泉でジャグジーやら電気風呂やら薬湯やらを堪能したあとであった。そこで、サウナの入り口である木製の扉を見つけた。私は温泉のシメとしてサウナを満喫することにした。そのあとに待ち受ける闘いの烈しさも知らずに……。

 

 扉を開けると、ムッと熱気と湿気が襲いかかってきた。うんうん、これこそサウナだよな、と思いつつ、嵌め込みテレビの正面にどんと陣取った。そのとき、サウナに既にいたのは、ゴリラのような体系をした50くらいのおっさん1人だった。おっさんも入ったばかりなのか、涼しい顔してテレビを見ていた。このおっさんこそが、のちに私と灼熱のサウナマッチを繰り広げるゴリラ座の聖闘士なのである(マジで画像みたいな感じ)。

 

 サウナに入って5分くらいが経過した。私はそろそろ暑くなってきた。元来、私は忍耐力がある方ではないし、暑さに強い方でもない。酒で体型だけが豊満になったインドア野郎には、70度の個室はもうしんどかったのだ。チラリとおっさんの方を見やると、顔は既に真っ赤であったが、表情は余裕そのものであった。一瞬、おっさんと目があった。私はハッとした。これは、サウナマッチが始まったのである……!!私は覚悟を決めた。なんとしてもこのゴリラが遁走するまで、熱波に耐えてやろう……と。

 

 

新たなる剣闘士、そして戦いはクライマックスへ…

 

 さらに5分が経過した。私は意外と持ちこたえていた。心頭滅却すれば火もまた涼し。嵌め込みテレビに映る東南アジアの景色をひたすら脳に流し込んでいれば、暑さも分からなくなってきていた。一方、ゴリラのおっさんの方はというと……かなり消耗していた。顔は真っ赤も真っ赤であり、もはや茹だこのようであった。これは……いけるかもしれない。そうこうしているうち、もう1人サウナに入ってきた。優しいそうなおじいさんで、孫に頼まれたら1万でも2万でも出してしまいそうな顔をしていた。一見弱そうだが、こういう人が案外ツワモノなのかもしれない。現にサウナに入ってくる瞬間も、全く顔色を変えず涼しそうであった。これは荒れそうだぜ……。私はここからの展開に身震いした。

 

 数分後、私は人体には限界があるという覆しがたい事実を、身をもって体験していた。もはやテレビのナレーションが何を言っているのかもよく分からない。これは流石に出ないといけないのでは……。さっきのおじいさんは、数分経ったところで満足そうな顔をして、出ていった。別にツワモノでもなんでもなかった。よって、ここでおっさんに敗北しても、1killと1deadでトントンだ。もういいじゃないか……。ふと、おっさんの方を見た。っ!!見つめている!!おっさんがひたすら出口を見つめている!!これはもうどうしてもここから出たいに違いない!!出ろ!!さっさと出ろ!!ゴリラ!!野生に帰れ!!……あっ。

 

 

勝敗の行方

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 10秒後、私はサウナの外にいた。めまいがしたので、流石に退散したのであった。おっさんは、まだサウナの中にいる。敗北である。ゴリラ座の聖闘士に惜敗したのだ。悔しさに歯噛みしながら、冷泉を浴びていた。そのとき、

 

 ゴリラがサウナから出てきた!!

 

 私がサウナから出てから1分ぐらいしか経っていない!!やっぱりあの野郎、負けたくからって意地張ってやがったな!!クソ、めっちゃ息切れてるし、無理してたんじゃねぇか!!しかし、負けは負け。私の完全なる敗北であった。

 

 そうしておっさんを眺めていると、目があってしまった。一瞬の邂逅であったが、おっさんは、「お前はよくやった。認めてやるよ」とでも言いたげな顔をしていた。一試合終えたあとの清々しいスポーツマンシップ。そんな雰囲気だった。そのあとおっさんは露天風呂へと向かった。おっさんの真っ赤な背中は、「これからもサウナで闘えよ、若僧」と語っていた。私は、「くたばれ、ゴリラ野郎」と思った。

 

追記

 

 当然ですが、サウナは我慢大会するためのものではありません。自分の体調と相談して利用しましょう。サウナマッチの結果、健康被害を受けても責任は取りませんよ!!

 

 

watabera.hatenablog.com

 

 


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