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ワタベラ雑記帳

メンヘラ雑記。生きづらさ考察、創作、本、映画、音楽。

Watabera Miscellaneous Notes

さよなら、鈍い感受性

【医学生】病院実習で洗脳されかけた話【ポリクリ】

 こんにちは、わたべらマナです。

 

 今日は、僕が病院実習で学んだことを書きたいと思う。

 

 それは、人を洗脳する方法である。

 

 誤解していただきたくないが、病院の先生はそんなことを言葉で伝えるような非倫理的なことはしない。

 

 ただ、"実践"して教えてくれただけである。

 

 

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病院実習での出来事

 

 僕が病院実習である科を回っているとき、毎日指導医の先生に怒られていた。

 

 もちろん、もとは僕の不勉強が原因である。しかし、指示されたことに応じるたびに、自分には想定してなかった部分で叱られた。

 

 また、自分の意見を言うたびに叱られていたので、返事以外で自分の意見を言うのはやめていた。そうしたら、今度はそれが理由で怒られた。

 

 また、朝は早く夜は遅く、また課題も多く出されたために、実習期間中はずっと睡眠不足で思考力もなく、ただ叱られることに怯える日々が続いていた。

 

 しかし、疲れきった実習の期間の最後の日に、突然指導医の先生に褒められた。今までの不機嫌はなんだったのかというくらいに褒められた。

 

 そのとき、僕のなかに不思議な気持ちが湧き上がってきた。

 

「この期間辛かったけど、頑張ってよかった」

 

 それまでは、その先生に対して怯えしかなかった。しかし褒められると、先生がずっと自分のことを考えていてくれたのだと思えてきた。

 

 こころが満たされ、謎の全能感が僕を包んでいた。

 

 この人について行きたいと思っていた。先生に、入局(その大学病院の診療科の医者になること)を勧められて、真剣に考えはじめた。

 

 ところが、実習が終わって数日後に、ネットで新入社員研修の記事を読んだ。

 

 その記事では、『数週間の研修で、毎日人格否定を繰り返し、疲労で思考力を奪う。そして、研修の最後で全肯定することで、洗脳が完了する』と書いてあった。

 

 完全にコレじゃん!!

 

 例の科の例の先生の指導の仕方と完全に一致していた。僕は危うくプチ洗脳されかけていたのだ。

 

 というわけで、僕は病院実習を通して、人を従順にさせ、価値感を押しつけ洗脳する手法を実践で学んだのだった。

 

 洗脳の方法を、僕なりに具体例を入れつつまとめてみたので、是非参考にしてみてほしい(?)。

 

カンタン!洗脳のための5ステップ!

①相手の欠点を指摘する

 単に相手のミスや不出来な点があればそれを指摘すればよい。

 

 相手にあからさまな欠点がない場合も、回答によらず叱責できるような質問を投げかければ、失敗を生み出すことができる。

 

 たとえば、最初から「君は相手の気持ちに寄り添うつもりがない」という叱責するつもりで、「いつも患者(客)に接しているように私に話しかけてみなさい」という質問を投げかける。

 

 相手がどのような反応しても、こじつけの理由をつけて、叱責すればよい。なので、相手の回答によらず欠点を指摘、欠点を生み出すことができる。

 

 他にも、曖昧な指示を出すことで、言語化してない部分への相手の対応が不十分だと叱責する方法もある。

 

 たとえば、「Aという事項について調べてこい」と指示して、相手が調べてきたときに、「どうしてBを利用して調べてないんだ。やる気ないのか」と、指示で言語化していない部分で叱責することで、相手の失敗を誘導できる。

 

②欠点を切り口にして相手を否定する

 いかに今の相手が不十分であるか、"正論"を用いて否定する。①で指摘した欠点がもっともらしいほどよい。

 

 最初は、相手の失敗を切り口にして、徐々に相手の人格への否定にすり替えていくとよい。

 

 また、なんらかの事件に対し、相手に責任があると押しつけるのもよい。

 

たとえば、
「このようなミスは、君に誠実性がないから起こるのだ。誠実性のない人間は将来必ず失敗する」
「この事態は全部君の責任だ、分かっているのか」
「全然ダメじゃないか、どうして君はそんな人間なんだ。君みたいなやつはなにをやらせても失敗する」など。
これらは今適当に考えたが、なるべく相手の人格にダメージを与えられればなんでもいい。

③自分に従うように促す

 相手には自分に従う以外に選択肢がないことを強調し、指示に忠実に従うことを要求する。

 

 またこのときに、自分の「正論」を披露し、それが如何に間違っていないかを、論理的(に見えるよう)に相手に説き伏せるとよい。

 

「君はこんな状態だから、私がなんとかしてあげよう。私の指示に従いなさい、それ以外に道はない」

 

「私は〜〜だから、君のような失敗はしない。君も私のように振る舞いなさい」(②相手の否定との合わせ技)

④手順①〜③を繰り返す。

 人格を否定(②)し、相手の精神に穴をあける。逃げ道をなくしたうえで、その穴を自分の価値観で満たす(③)。

 

 これをなんども繰り返すことで、相手に元々あった価値観を壊し、自分の価値観で塗り固めることができる。

 

 その間は睡魔時間を与えないことで、思考力を奪うとよい。思考力がないと、①〜③の過程に論理的な矛盾があってもその存在に気づきにくい。

 

 また、①のときに、「一度言ったよな?(前に言ってなくても可)」という叱責をすると効果的である。

⑤最後の最後で全肯定する

 仕上げである。①〜③を十分に繰り返して、相手のなかで元々の価値感が薄れているのを確認してから行う。

 

 相手が自分の指示に従ったとき、もしくはそのあとになんらかの成果をあげたときに、無条件に全肯定し褒め称える。

 

 相手は度重なる人格否定で承認に飢えている。そこにたっぷりと、過剰なくらいに自分からの承認を注いでやるのだ。

 

 まずは抽象的な肯定から始め、自分の言葉の説得力を高めるために徐々に具体的な褒め言葉に変えるとよい。

 

「本当によくやった、よく耐えて頑張った。もうなにも言うことはない。君の〜〜な部分や〜〜なところは本当に評価されるべきだと思う」

 

 ここぞとばかりに今まで言いもしなかった、褒め言葉を並べ立てる。自分で作った相手の心の穴を、自分の言葉で埋めてやれば、相手を支配できる。

 

 これによって、相手のもともと価値判断は完全にぶっ壊され、自分に従順になる。洗脳の完成である。

 

洗脳5ステップまとめ

様々なやり方で相手の失敗を誘導し(①)、


その失敗を元に相手の人格を否定する(②)。


そして、唯一の救済者である自分に従う他ないと説き伏せる(③)。


これらをなんども繰り返し、相手の精神に重大なダメージを与えたところで(④)、


突然全肯定することで、自分の価値感で相手を支配する(⑤)。


これが、相手を自分に従順にさせ、自分の価値感を押しつけて洗脳する方法である。

 

最後に

 この方法でみんなも、コントロールしたい奴を自分の意のままにしよう!

 

 ……ではなくて、こういうやり方で接してくる人がいたら、その人はあなたのことを考えているのではなくて、自分のエゴを押しつけようとしているだけなので、注意しよう!ということである。

 

 この方法をやっている人は意識的にしろ、無意識にしろ、現代社会に多く存在する。あなたの周りの人も良く考えてみればこのタイプかもしれない。

 

 また、小説/映画『クリーピー』や、漫画『ウシジマくん(洗脳くん編)』にもこの手法を使う登場人物がいる。また、これらの作品に影響を及ぼしたであろう『尼崎事件』の主犯の女も、この手法を用いたのではないか。

 

 自分のエゴのために、他人の価値判断を壊そうとする人間には注意しよう。プチ洗脳の恐怖は意外とあなたの側で機会を窺っている。

 

 

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