結界師の無道さん
精神科QAの映像講座で、明らかに幼少期〜青年期の傷体験が原因の症例に出会った。
無道さんという結界師のキャラを思い出した。
無道さんは漫画・結界師に出てくる異能者であり、裏会という組織で後続の異能者を育てていた。
多くの若者を指導する過程で、彼は「成長過程でついた傷は幾ら修正しても治らず、歪な形のまま人は成長する」ことに気づいてしまう。
色々あって彼は絶望し、「一度傷つけば完璧でなくなるなら、傷つくより前に若返ればいい」と、後輩達を殺して魂を奪い若返りを目論むようになってしまった。
(たしかそんな感じ)
幼少期の体験は取り返しようがないのに、後々の人生に与える影響は大きいらしい。人によっては、重大な不具合になる。
つまり、安定した性格で成人出来るかは、もう運試しなのだ。
ひと続きの人生、子ども時代の経験は色んな意味で一生モノ。ワンピース。
ずっと欲しかったゲームボーイとか、高校三年間一度も出来なかった彼女とか。人は大学以降で取り戻そうとする。そして僕は大学デビューに失敗した。
で、多分、歳をとって、お金を使って、それらを手中にしても過去の埋め合わせは出来ない。
ゲームボーイが欲しかったのは小五の時の彼で、ぼっちで修学旅行のナイトクルーズに臨んだのは高二の時の僕だからだ。悲しいなぁ。
方位……定礎……結
滅!!!!
P.S. 街中の定礎、全部定礎って読んでました。