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ワタベラ雑記帳

メンヘラ雑記。生きづらさ考察、創作、本、映画、音楽。

Watabera Miscellaneous Notes

さよなら、鈍い感受性

【試験】落ちない!取り敢えず受かる!医学科CBT勉強法【QB】

 

 こんにちは、ワタベラマナです。

 

 せっかく医学生ブログなのだし、医学科4年生が臨床実習前に受ける試験、CBTの勉強法でも書こうと思う。一応、僕も臨床実習に出ている、つまりはCBTに合格したので、そのくらい記事にしてアクセス稼ぎしても罰は当たらないだろう。

  

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勉強を始めるまえに

出題範囲

 まずは、なにを勉強したらいいか、である。CBTの出題範囲は、「4年生までの全ての範囲」と膨大な範囲になっている。

 

 しかし、以下の表を見れば分かるように、臨床医学(D,E)がそのうち6割を占めているため、主にそこを重点的に勉強すればよい。そのつぎに、『医師の基本・倫理』『公衆衛生』『診療の方法』(A,B,F)を勉強する。基礎医学(C)は、膨大すぎる範囲のわりに2割しか出ないので、後まわしでいい。

 

  コアカリキュラム大項目 内容
A 基本事項 医師の基本・倫理 4%
B 医学・医療と社会 公衆衛生 8%
C 医学一般 基礎医学生化学生理学薬理学 20
D 人体各器官の正常構造と機能
病態、診断、治療
各臓器疾患
循環器消化器呼吸器神経婦人科
40%
E 全身におよぶ生理的変化
病態、診断、治療
全身に及ぶ疾患
救急膠原病血液感染症など
20%
F 診療の基本 診療の方法 8%

 (CBTの基礎知識 | 医学生の教科書より)

この勉強法の対象者

 この勉強法の対象者は、医学科の成績中〜下位層である。

 

 「CBT落ちたくないけど、部活やバイトで忙しいし、早めに勉強始められる気がしない!」

 

 そういう、勉強(に取り組むの)があまり得意でない医学生取り敢えずCBTに合格だけはするための効率的な勉強法である。そもそも、成績上位層の人はこんなブログ見ずにきちんと準備しているだろう。

 

 ちなみに、今回は基礎医学臨床医学もほとんど覚えていない医学生がCBTの勉強をする、という設定にする。要は超最低ラインの医学生がなんとか合格するための勉強計画だ。

 

勉強期間

・1ヶ月


 1ヶ月あれば、CBTは合格できる。と、僕は思う。もちろん、その期間内は必死に勉強しなくてはいけないが。さすがにそれができなければ落ちるしかない。

 

 僕自身、部活が忙しいCBT前の1ヶ月のなかで勉強して合格したので、やはり1ヶ月あればいいと考えている。不安な人は1ヶ月半〜2ヶ月くらい用意しよう。それだけあれば、QBを勉強する期間として十分だ。

 

 ただ、あまりにも前から始めると、逆に一度勉強したことを忘れてしまい、効率がよくないと思われる。もちろん、コツコツ勉強できて、今までも結果を出してきた人は、その限りではない。

 

用意するもの

クエッションバンクvol.1〜4 

 

 CBT問題集といえば、『クエッションバンク』(QB)ですな。QBとは、CBTの(復元)過去問がまとめられている問題集である。これさえやっとけばCBTは受かる、必需品である(個人的には模試は要らない)。取り敢えず買っておこう。できたら最新版がいいが、先輩が譲ってくれるなら昨年のQBでもいいだろう。

 

 vol.1は上の表のA~Cの範囲、vol.2-3はD~Fの範囲、vol.4は多選択肢問や4連問をカバーしている(Fはvol.1だったかもしれない)。ちなみに、vol.5は最新復元問題集である。知識を詰めるのにはvol.1~3で十分だし、実践にはvol.4があるので、時間に余裕があって高得点を狙いたい人が買えばよい。つまり、この勉強法を試す人は、vol.5は買わなくてよい、ということだ。

 

 QBオンラインというサイトに登録すれば、出先のスマホやパソコンでQBが解けるので是非登録しよう。あとでまた書くが、QBオンラインでは主にvo.l4を解く。

 

病気がみえる、など教科書

 教科書は、『病気がみえる』が一式あれば、ほぼまかなえる。ただし、基礎医学や病みえが出ていない科などは、カバーしきれないので、図書館やネットを活用する。必要があれば、買ってもよいかと思う。しかし、医学生の皆はご存知のように、医学の教科書は、平気な顔して4桁を超えてくるので、買わなくて済むに越したことはない。

 

勉強計画

 さて、肝心の勉強計画/勉強法である。

 

 基礎も臨床もボロボロな医学生が1ヶ月でCBTに合格する方法を、1週間ごとにまとめた。

 

1週間目

vol.2-3を1周〜2周

 

 上で書いたように、出題割合の関係から、なによりも重要なのは、臨床医学を勉強する、つまりvol.2-3の内容を頭に詰めることである。それゆえ、最初はvol.2-3から解いていく。vol.1は後回しでいい。

 

 ここが一番しんどい。なにもわかってないのでほとんど解けないからだ。この段階ですでにある程度解けたなら、先はかなり明るい。

 

 間違った問題には、正の字等でチェックを入れておこう。今後にむけて、間違った回数をカウントするためだ。

 

 また、1~2周目は間違っても全然かまわないが、間違った問題の解答やその関連事項を、その都度理解・暗記しよう。つぎ解くときに忘れていていいので、頭のなかで暗唱できるようにするかノートに雑にでも書き込むなどして、1度は頭のなかに入れることが重要だ。これが必要なので、やはり1番しんどい時期である。

 

 1週間目に2周目に突入できたら先が楽なので、気合を入れて進めよう。2周目は1周目に間違った問題だけを解けばよい。そして、2周目も間違った問題にはチェックを入れて、何回間違ったか分かるようにしておこう。1周目に覚えたはずの知識がことごとく抜けていて悲しくなるが、だいたいそんなものなので、頑張ってもう一度頭に入れなおそう。

 

2週間目

vol.2-3を2~4周

 vol.2-3について。3周目は2周目に間違った問題だけを解く。そして、3周目では、間違えた問題ついて、つまりよくわかっていない部分に関して、その関連範囲をノートにまとめておく。ここでまとめておくことで、隙間時間や試験前に自分の苦手分野をすぐに復習できる。また、当たり前だが、自分で書いてまとめる作業は、暗記の大きな助けになる。そこを意識して、ノートにまとめよう。

 

 また、2週間目に4周目に入れると安定する。4周目になると、解く問題も少なくなってきて楽になる。そして、ここで合格のために、重要な小技が実施する。vol.2-3の4周目には、解いた問題の範囲について、他にもプチ問題を自分で作って、問題用紙に横にメモしておくのだ。5周目以降にそれを解くことで、臨床医学の範囲を抜けなく勉強することができる。

 

 たとえば、以下の画像を見てほしい(字が汚いのはゆるして)。

 

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 クエッション・バンク CBT 2017 vol.2より引用

 

 これは骨組織の細胞の名前を当てる問題である。しかし、すべての細胞について、聞かれているわけではない。③が『骨吸収を担う』破骨細胞とだけ分かれば、問題には正解できる。しかし、CBT本番に骨組織の問題が出たとして、破骨細胞だけ分かっていても解けないかもしれない。そこで、問題の横に「①②③はそれぞれ何(という名前)」と書いたわけである。こうすることで、破骨細胞だけでなく、骨芽細胞も骨細胞も覚えられる。

 

vol.4をネットで1周

 vol.4について。vol.2-3をテキストで解くと同時に、vol.4をスマホなどで空き時間に進めていく。vol.2-3により臨床医学の知識がついているので、vol.4にも多少は対応できるはずだ。

 

 なぜvol.4はスマホで解くかというと、vol4の範囲が連問なところに原因がある。

 

 連問は、たとえば本番の4連問では、患者の情報を与えられて1問ずつ解いていく、後戻りができない形式である。この形式では、しばしば、次の問題の問題文から前の問題の答えが推測できる事態が発生する。これのせいで、先の問題がどうしても目に入ってしまうvol.4の問題をテキストでやることは、おススメできない。

 

 たとえば、1問目が「この患者に行うべき検査でもっとも重要度が高いのはどれか」という出題で、2問目に「患者に○○テストを施行して結果は以下の通りだった」と書いてあれば、その○○テストが1問目の答えだと分かってしまうのだ。

 

 vol.4は隙間時間にスマホで解いていくことで、vol.2-3でつけた知識のアウトプットとして利用しよう。

 

3週間目

vol.1を部分的に2周

 

  vol.1について。上に書いたように、vol.1では基礎医学の部分はとりあえず後回しにしていい。なので、基礎医学以外の部分をvol.2-3と同じように2周する。ただし、どうしても間に合わない人はvol.1自体を後回し、もしくは最後まで放置してもよい。

 

 基礎医学をなぜ後回しにしていいかというと、あまりにも勉強のコストパフォーマンスが悪いからである。皆さんご存知のように、基礎医学の範囲はあまりにも広大で、なおかつそれぞれの分野で高度な理解や大量の暗記を必要とするものばかりである。なのに、CBT本番で2割しかでないとなると、割に合わない。基礎医学の知識がまったく残っていないなら、なおさらである。

 

 僕の場合、基礎医学の多少勉強した範囲の問題が難しすぎて解けなかったのに、全然勉強しなかった範囲が問題みただけで解けてしまったりした。やはり基礎医学の勉強は

CBTにおいては割に合わない。

 

 逆に基礎医学以外の範囲は、覚えることがある程度決まっているので、QBだけ勉強しておけば、わずかだが確実に点に変わる。

 

vol.2-3を4~5周

 vol.2-3について。5周目を解く。ただし、4周目に間違った問題だけではなく、サラッとでいいので、すべての問題に目を通そう。意外と2.3周目で解けた問題を間違えたりするからである。また、このとき、4周目に作った自分のプチ問題も解くようにすること。それだけで効率があがる。

 

vol.4を適宜

 vol.4は、QBオンラインのシステムでランダム出題にできるので、どの範囲の問題なのか自分で分からないようにしてから取り組もう。

 

4週間目

vol.2-3を5周目〜

 

  vol.2-3について。6周目は、5周目に間違った問題をサラッと解く。何回やっても覚えられない問題はここでがっつり覚えるしかない。自分のノートや語呂合わせでも使って、なんとか頭に詰め込むのだ。それ以降は時間的余裕のある限り、間違えやすい問題だけを解いたり、全体をさらっと流すなどする。もうここまできたらvol.2-3の問題はすべて馴染み深い問題になっていて、勉強の成果を実感できるはずだ。

 

vol.1を部分的に3周~

 

 vol.1について。vol.1もvol.2-3と同じように、可能な限り周回して内容を頭に詰め込もう。

 

vol.4を適宜

 vol.4は、時間があるときにランダム出題で解く。

 

(・基礎医学のさらに基礎を少しかじる)

 さらに時間があれば、vol.1の基礎医学の部分を流し読みして、「ちょっと勉強したら解けそうな問題」だけ、図書館にでもいって教科書をつかいつつ勉強するといい。ちなみに僕はこれをやったが、既に述べたように、あまり効果はなかった。

 

CBT本番

 頑張ってね、意外と解けます。

 

僕の成績

 資料がないので記憶頼りだが、得点の分布は以下のランクで『4』で、得点は80点付近だった。感触として、臨床問題はおおよそ分かった(分からない問題は不適切問題と思いこんだ)けれど、基礎問題は難易度の区別すらつかなったのに、一部推測だけで解けたりした。

 

ランク 範囲
1 2.5%未満
2 2.5~15%
3 16~49%
4 50~84%
5 85~97.5%
6 97.5%以上

(CBTの基礎知識 | 医学生の教科書より)


 先に書いたように、CBT直前の部活がかなり忙しかったので、その割には1ヶ月でそこそこ頑張ったと思う。逆にいえば、1ヶ月使って、きちんと勉強してクエバンの内容を頭に入れたら受かるということだろう。

 

まとめ

 CBTは、QBvol.2-3を繰り返して内容を頭に叩き込み、あとvol.1の必要範囲を覚えてvol.4で連問の練習したら受かる。ただし、それをやるのに1ヶ月くらいは必要である。

 

 当時の周囲を振り返ってみると、僕より少ない勉強量で普通に合格したとか、vol.2-3だけで合格したとかいうやつもいた。なので、切り詰めようと思えば、もっと勉強量を減らせるのだろう。しかし、確実に合格するためには、これくらいの勉強量は必要だと思う。もしも仮に落ちたとしても、ここまで勉強しとけば再試験は余裕でとけるはずだ。

 

 これからCBTがある医学生の皆さんは、部活にバイトに励みつつも、この記事でも参考にして頑張ってください。

 

 ワタベラマナでした。

 

 追記

 大学受験用の記事だけど、CBTとかの大学の試験の考え方にも使えるので読んでみてください。

 

 

 

 

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